プライム級の台湾新ブランド「憨吉牛」、11/20初出荷

  • 21 November, 2020
  • 王淑卿
業委員会のサポートを受けて台湾産サツマイモの規格外品と台湾のバイオテクノロジー会社が研究開発した善玉菌を飼料に入れて飼育された新ブランド「台湾憨吉牛」が20日に初公開された。(写真:RTI)

皆様は牛肉を召し上がりますか、台湾では以前、農業社会だったため、牛といいますと、一緒に仕事をする仲間のような存在でした。仲間を殺して食べてしまうとあまりにも残酷ですので、以前、台湾では牛肉を食べる人はあまり多くいませんでした。

しかし、その後、西洋の影響を受けて牛肉を食べる人口がだんだん増えています。でも、ここ数年、動物愛護と赤身肉が体によくないという健康志向から牛肉を食べる人が減っているようです。

台湾の農業担当機関である、行政院農業委員会は20日、台湾が飼育に成功した高級牛を発表しました。名前は、「台湾憨吉牛」といいます。

台湾では牛肉の95%は輸入に頼っています。国産の牛肉は、このような競争の激しい市場の中でシェアを伸ばそうとするなら、品質のレベルアップを図るしかありません。

行政院農業委員会のサポートの下、台湾産のサツマイモと、バイオテクノロジー会社が研究開発した「プロバイオティクス」、すなわち人体に良い影響を与える微生物(善玉菌、ぜんだまきん)を使って飼育した牛が20日に発表されました。

この牛肉は、プライム級(Prime)に属します。プライムは、アメリカン・ビーフ全体からごくわずかしかとれない、格付けでは、最高ランクに位置する高級品のことを指しています。和牛に匹敵出来るほど美味しいそうです。

台湾では年間、サツマイモを20万トン作っています。しかし、そのうち2割は規格外品です。これらの規格外品を農地に帰す、つまり肥料にすると非常にもったいないです。台湾で生産されるサツマイモを100%利用するため、行政院農業委員会は財団法人農業科学技術研究院、嘉義大学、畜産試験所などとタイアップして3年間をかけて研究した結果、牛の飼料の25%から30%を、規格外品のサツマイモとバイオテクノロジー会社が研究開発した善玉菌に変えれば、飼育した牛の肉が柔らかくなり、アメリカの牛肉の格付けにおける「チョイス」に達することができることが分りました。

「チョイス Choice」は、最高級の「プライム」に比べると、サシは少なめではありますが、依然非常に高品質なお肉です。アメリカでは「プライム」に次いで2番目の格付けとなっています。

「台湾憨吉牛」は、鍋料理チェーン店の「石二鍋」や芸彰牧場国産牛肉専売店で賞味できるほか、大手コンビニエンスストアの全家(ファミリーマート)でも入手できます。

なお、「台湾憨吉牛」は、年間サツマイモの規格外品を一万トン消化することが出来ます。金額に換算しますと、台湾元2500万元(約日本円9100万円)相当です。循環型経済の成功例だと言えます。

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