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「慰安婦」を「軍事性奴隸」に変更、民間支援団体が主張

  • 17 August, 2020
  • 早田健文
「慰安婦」を「軍事性奴隸」に変更、民間支援団体が主張
台湾人元従軍慰安婦の支援のために台北市大稲埕に設けられた「阿マの家-平和と女性人権館」。今年11月にいったん閉館する予定だ。(写真:rti)

旧日本軍の台湾人元従軍慰安婦の支援に当たっている民間団体の「婦女救援基金会」は14日、台湾の中学校、高校の教科書に使われている「慰安婦」という用語を、「軍事性奴隸」に変更し、軍事制度の下で人権に対する抑圧が行われたことを直視し、学生が歴史の事実を理解することの助けにすべきだと呼びかけました。

婦女救援基金会は、30年近くにわたって、台湾人元従軍慰安婦の支援を続けており、これまでも台湾の台湾駐在代表部である「日本台湾交流協会」を訪れ、被害を受けた女性に謝罪するよう要求してきました。今年は台北市大稲埕にある台湾人元従軍慰安婦の支援のために設けられた「阿マの家-平和と女性人権館」で記者会見を開催し、日本に限らない国家による女性への暴力の制度化に反対し、その事実を歴史教育の場で伝えるため、「慰安婦」の用語を「軍事性奴隸」に変更するよう訴えました。

現在分かっているところで、旧日本軍の従軍慰安婦を経験した台湾人女性は、2人残っているだけだということです。現在の「阿マの家-平和と女性人権館」は今年11月にいったん閉館し、来年、新たに開館する予定だということです。

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