第三代高雄市長補欠選挙の投票が15日に行われ、即日開票されました。2018年の高雄市長選挙で敗北を喫した与党・民進党の公認候補だった陳其邁氏は、今回も民進党の公認候補として出馬し、67万1804票を獲得し、得票率は70.03%でした。これは高雄市長選挙史上で最高の得票率です。
陳其邁氏は、高雄市の38の行政区のうち、35の行政区で圧勝しました。
中央選挙委員会が発表したニュースリリースによりますと、今回の高雄市長補欠選挙の有権者数は、230万1597人で、投票者数は96万2826人で、投票率は、41.83%でした。
立候補者3人の得票数と得票率は次の通りです。
候補者 |
政党 |
得票数 |
得票率 |
陳其邁 |
民主進歩党(与党) |
67万1804票 |
70.03% |
呉益政 |
台湾民衆党 |
3万8960票 |
4.06% |
李眉蓁 |
中国国民党 |
24万8478票 |
25.9% |
陳其邁氏の得票率は、2014年の高雄市長選挙で民進党の公認候補・陳菊氏が獲得した68.08%を上回り、高雄市長選挙史上で最も高い得票率となりました。
高雄市の38の行政区のうち、陳其邁氏は、茂林、桃源、那瑪夏の三箇所で国民党の李眉蓁氏に敗れただけでした。ほかの35の行政区ではいずれも圧勝しました。陳其邁氏の得票率が最も高い行政区は、阿蓮区で77.69%でした。
投票率が49.06%で最も高かった橋頭区では、陳其邁氏の得票率は77.32%でした。有権者数が最も多い鳳山区と三民区では、陳其邁氏の得票率は、それぞれ68.19%と71.74%でした。