
5日間をかける、中華民国国軍の定例実弾演習「漢光36号演習」は、13日午前に始まりました。初日は、中共人民解放軍の軍機の侵攻を想定し、戦力の保守、領空の防衛に重点を置き、飛行機の滑走路の緊急修復訓練も行われました。
中共が攻めてきたら、台湾西部の空港やインフラが標的となると予想され、F-16、IDF、ミラージュ2000などの戦闘機は、13日午前、台湾西部の駐屯地から、台湾東部・花蓮県の空軍佳山基地に移動。C-130ハーキュリーズ、P-3Cなどの輸送機は、朝6時頃に台湾最南端、屏東県を発ち、軍需物資を台湾中部に輸送しました。
北東部・宜蘭県の軍港に寄港していた軍艦も出港し、指定されたスポットに集結し待機していました。
漢光36号演習は7月13日から17日まで、5日間をかけて行われています。
14日は、陸海空の聯合防空作戦演習が行われました。敵機による領空侵犯が発生すると想定し、空軍のIDF戦闘機、ミラージュ2000戦闘機は緊急発進し、陸上の防空隊は陣地で戦闘訓練を行いました。
(編集:曽輿婷/王淑卿)