香港の対台湾窓口、台湾の香港支援を干渉と批判

  • 29 June, 2020
  • 早田健文
台湾の対中国大陸事務を担当する行政院大陸委員会、香港からの批判に反論。(写真:CNA)

香港の対台湾窓口機関である「香港・台湾経済文化合作協進会」は27日、台湾の行政院大陸委員会が18日に発表した「香港人道援助行動計画」について、香港の事務に干渉するものだとの声明を発表しました。

これに対して、大陸委員会は、国際社会と共に香港情勢に感心を寄せているが、香港の事務に干渉したことはないと反論しました。

大陸委員会は、「香港人道援助行動計画」について、7月から台湾の対香港窓口機関の「台湾・香港経済文化合作策進会」の下に設置した台湾・香港服務交流オフィスの運用を開始し、香港住民が提出する台湾への投資、留学、労働、移民、さらに支援を必要とする項目に対して、相談を受け付けると共に、必要な協力を提供すると説明しており、すべては人道的な観点と既存の法令の規定に基づいて対処するものであり、香港の繁栄と安定を破壊しようという意図はなく、香港側はこれについて絶対に誤った解釈を下すべきではないと強調しました。

また、香港側の窓口機関の協進会が、「台湾・香港服務交流オフィスの設置は、台湾側が一方的に決定したものであり、双方の窓口機関が香港と台湾の間の協力・交流を進めるという当初の趣旨に反している」と批判していることについて、大陸委員会は、「台湾の窓口機関の策進会の仕事は、設立の趣旨に合ったものであり、将来、香港側と共同で、双方の人民の権益に有利となる仕事を推進し、双方の実質関係を強化したい」と表明しました。

大陸委員会は、双方の窓口機関である台湾側「台湾・香港経済文化合作策進会」と香港側「香港・台湾経済文化合作協進会」の間の各種会議は、近年、香港側が一方的に開催を引き延ばしており、これこそが双方の窓口機関設立の当初の趣旨に反するものであり、双方の交流、協力に有害無益だと指摘し、香港側に対して、非合理的な政治的な考慮に基づいて、台湾側の策進会の運営に干渉することのないよう希望すると強調しました。

ちなみに、台湾と香港の間には、双方の経済・貿易・文化などの交流を推進するため、2010年に台湾側に「台湾・香港経済文化合作策進会」、香港側に「香港・台湾経済文化合作協進会」がぞれぞれ開設されています。

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