
日本の厚生労働省によりますと、台湾に短期滞在していた20代の日本人女性が、20日に空港のウイルス検査で陽性反応が出ました。
それを受けて、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部、「中央感染状況指揮センター」は、台湾時間24日午後5時30分に臨時記者会見を開きました。
中央感染状況指揮センターの指揮官を兼務する、衛生福利部の陳時中・部長によりますと、台湾は23日に日本から通報を受けました。この女性は今年2月末から台湾南部の学校に留学しました。日本に帰国した際、空港のウイルス検査で陽性反応が出て、今は日本の防疫ホテルで隔離されています。
この女性は今の所無症状なので、感染した時期が判断できませんが、台湾はすでにこの女性と接触した学校関係者140人を把握しており、125人に在宅隔離、15人に自主健康管理を求めました。同センターは、日本の関連機関と連絡しながら、感染源の特定を急いでいます。
中央感染状況指揮センターは、集団感染が発生する可能性があるものの、「偽陽性」または「弱陽性」の可能性もあるとして、詳細は検査結果を待つとしています。
陳時中・部長は、「今の所は、この女性が台湾で活動していた場所と学校の名前を公表しない方針だ」と説明しました。
台湾では24日も新規感染者が出ていません。73日連続国内感染が報告されていません。
(編集:曽輿婷/王淑卿)