台鉄・高鉄に乗って駅弁を、6月から次第に解禁の見通し

  • 16 May, 2020
  • 王淑卿
交通部は15日、三段階に分けて交通・観光・防疫対策を緩和していく方針を示した。6月1日以降、ソーシャル・ディスタンスが保たれる前提の下、台湾鉄道と台湾高速鉄道での車内飲食が解禁される見通し。写真はラッシュアワーの台湾鉄道の通勤電車の車内の様子。みなマスクをしている。(写真:CNA)

新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かう兆しを見せていることから、各界から防疫対策の緩和を求める声が上がっています。交通部(日本の国土交通省に類似)は15日、三段階にわけて交通・観光・防疫対策を緩和していく方針を示しました。

交通部は、来週この緩和策を台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」に送ります。「中央感染状況指揮センター」がそれに同意したら、実施に移されます。しかし、各項目の緩和策の実施日などは、新型コロナウイルスの感染状況によって調整されるということです。

交通部の王国材・次長(次官)によりますと、現時点では三段階の開放策を計画しています。

第一段階は、防疫旅行と公共交通機関です。実施日は、5月27日から7月31日までです。王国材・次長は、5月27日に防疫旅行のための下見ツアー第一弾を実施、防疫旅行を行う際の注意事項を明確に示し、旅行代理店と国民の参考に提供すると明らかにしました。

一方、台湾の在来線・台湾鉄道(台鉄)と新幹線こと、台湾高速鉄道(高鉄)の車内飲食などの解禁策について、王国材・次長は、6月1日から実施する見通しを示しました。車内でのソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を保つことが出来れば、車内飲食をしてもいいです。つまり、隣の席に乗客がいなければ、或いはソーシャル・ディスタンスを保つことの出来る空間にいれば、車内で飲食することが出来るということです。

王国材・次長は、6月24日に始まる端午の節句の連休から台湾鉄道の長距離列車で立席特急券を販売しないこと、および台湾高速鉄道で自由席の乗車券を販売しない防疫対策を解禁する予定を明らかにしました。

第二段階は、安心旅行で、実施日は8月1日から10月31日までです。

王国材・次長は、この段階から国内の旅行プランとタイアップし、団体旅行と個人旅行に対して優遇措置を実施、そして地方自治体ともタイアップして地元の特色豊かな旅行プランを発売すると説明しました。

第二段階における公共交通機関の解禁策ですが、8月1日から台湾鉄道と台湾高速鉄道における飲食制限を全面的に解除すると共に、駅弁を含む車内販売も再開します。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、台湾鉄道と台湾高速鉄道の列車に導入される「梅花座」も8月1日をもって廃止します。「梅花座」とは前後左右を空席にする座り方のことで、梅の花の花びらのような形になっていることから、「梅花座」と名付けられました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて駅や病院など、人が密集しているところではこの「梅花座」が実施されています。

台湾北部の空の玄関口、台湾桃園国際空港の出入り口の管制も8月1日をもって解除されます。公共スペースの利用も再開される見込みです。

王国材・次長によりますと、第二段階から国民がソーシャルディスタンスを保たなくても車内で飲食することができます。マスクの着用と体温測定の義務化もこの段階から解除されます。しかし、新型コロナウイルスの感染状況と「中央感染状況指揮センター」の指示によって調整されることもあるということです。

第三段階は海外からの旅行者の受け入れと観光旅行の販促イベント、および水際対策の段階的な緩和です。実施日は10月1日から12月31日までです。

第三段階では、台湾でのトランジット禁止、海外の旅行者の受け入れ禁止、海外の大型クルーズ船の寄港禁止、中国大陸との旅客機の相互乗り入れ先の減少、中国大陸との客船の運航中止、中国大陸との局地的な三通、いわゆる「小三通」ルートでの客船の運航中止など、国境の管制策が緩和される見通しです。

王国材・次長は、第三段階では、「中央感染状況指揮センター」と外交部の政策に合わせ、感染状況の封じ込めで実績をあげている国々と共に、「国際観光連盟」を組織することを検討すると同時に、台湾を訪れる主な旅行者の母国における水際対策と台湾への直行便の運航状況を見て、海外の旅行者の呼び込みにも積極的に取り組むと説明しました。

しかし、王国材・次長は、これらの計画は、新型コロナウイルスの感染状況に合わせて再調整する可能性も示唆しました。

(編集:王淑卿)

関連のメッセージ

本分類最新more