
まだ空が暗いうちから、台北市の南港展覧館2号館の前には、大勢の人が列を作っています。この日は気温が下がったため、厚着の人が多く見られました。テントを用意して徹夜した人もいます。これは、第7回台北国際コミック・アニメフェスティバルに入ろうとする人たちです。
会場には、ゆるキャラも登場し、観客を沸かせました。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の中でも、予定通り開催されました。ほとんどの入場者が、マスクを着用しています。お目当ては福袋です。
アニメ・ファン1「福袋を買います」
アニメ・ファン2「マスクしなくても大丈夫ですよ。たいして変わらないでしょう」
アニメ・ファン3「心配はしていません。皆がマスクをして予防に努めていれば、基本的に心配はないはずです」
アニメ・ファン4「親からは来るのを反対されました。でも、自分もお金を儲けて、好きなものを買いたいので」
主催者は、予防のために体温を測り、熱が出ていないことを確認した上で、アルコールを吹き付けて消毒しています。
主催者団体の高世樁さんは、「参観者には、マスク着用を呼び掛けています。強制ではありません。ただ、熱が37.5度以上あれば、入場できません」と話します。
アニメ・ファンとして知られる民進党所属の新人立法委員、つまり国会議員の頼品妤さんは、コスプレ姿が知られており、会場で注目を集めていました。
頼品妤さん、「とてもうれしい。立法委員に当選して初めて参加する大型イベントなのですよ」
新型肺炎の感染拡大の影響は、他にもあります。
注目の台湾ランタン祭りは、2月8日に開幕。
台北ランタン祭りは8日に開幕しますが、飲食ブースは取り消し。
台北国際ブック・フェアは、 5月7日開始に延期されました。
新型肺炎、今後の大型イベントへの影響が心配されます。