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空軍ヘリコプター墜落、参謀総長ら8人死亡

  • 03 January, 2020
  • 王淑卿
空軍ヘリコプター墜落、参謀総長ら8人死亡
中華民国空軍の黒鷹(ブラックホーク)ヘリコプターが2日午前、台湾北部・新北市烏来の山間部に墜落した。

中華民国空軍救助隊の黒鷹(ブラックホーク)ヘリコプター、UH-60Mが2日午前、台湾北部・新北市烏来の山間部に墜落し、国防部参謀本部参謀総長の沈一鳴・上将、国防部政治作戦局副局長の于親文・少将、「情報参謀次長室」助理次長の洪鴻鈞・少将などの国防部の高官合計8名が死亡、5名が救出された。

これは中華民国空軍にとって史上最悪の航空事故で、これまでで最も高い職位の殉職者を出した事故でもある。

空軍司令部によると、ヘリコプターが消息を絶つ前の連絡では、天気がよかったという。しかも、このヘリコプターが納入されて僅か一年半、飛行時間が400時間足らずだ。空軍は特別チームを結成して墜落の原因について調査を進めているほか、残りのブラックホークヘリコプターに対しても検査を全面的に展開する。

※ ※ ※ ※ ※ ※

空軍救助隊のヘリコプター「黒鷹(ブラックホーク)」が2日午前、台湾北部・新北市烏来の山間部に墜落し、熊厚基・空軍司令は臨時記者会見を開き、事故の詳細を説明しました。

熊厚基・空軍司令は、「このヘリコプターに乗っていた13人のうち、5人が救出され、8人が死亡した。これから空軍の『標準作業手順書(SOP)』に基づいて犠牲者の遺族の援護、および同型機の緊急点検を実施する」と明らかにしました。

空軍司令は、最も高い職位の殉職者を出したことも明らかにしました。

犠牲者は、沈一鳴・参謀総長

参謀の黄聖航・少校(少佐)

国防部政治作戦局副局長の于親文・少将

国防部総士督長の韓正宏・士官長

「情報参謀次長室」助理次長の洪鴻鈞・少将

操縦士の葉建儀・中校(中佐)

副操縦士の劉鎮富上尉(大尉)

機工長の許鴻彬氏の8人です。

救出されたのは、

「作戦及計画参謀次長室」処長の劉孝堂・少将

「後勤参謀次長室(=兵站参謀次長室)」次長の黄佑民・中将

「通信電子資訊参謀次長室(=通信電子情報参謀次長室)」の曹進平・中将

参謀の周欣頤・中校(中佐)

軍聞社の記者の陳映竹氏の5人です。

熊厚基・空軍司令は、「きょう、参謀総長が旧正月前に将兵を労うため、宜蘭に向かう。そのため、乗組員3人のほか、国防部の高官10人も乗っていた」と説明しました。

2日午前7時54分、沈一鳴・参謀総長が国防部の高官を率いて台湾北部・台北市にある松山基地からブラックホークヘリコプターに乗って出発し、目的地は宜蘭の軍事基地です。3000フィートの高さを保ちながら飛行していましたが、8時22分から消息を絶ちました。その後、新北市烏来の山間部に墜落しました。

熊厚基・空軍司令は、「消息を絶つ前の最後の連絡は、天気だった。8時7分のとき、視程は12.999キロメートル。雲底高度が3000フィートから5000フィート。天気などはいずれも着陸の基準に符合している。これは最後の連絡だった」と述べました。

これは空軍史上最悪で、最高の職位の殉職者を出した航空事故でもあるため、社会を震撼させました。

原因は環境にあるかそれとも機械にあるか、空軍は特別チームを結成して調査を進めています。

犠牲者の遺体は相次いで松山基地に搬送され、空軍は軍事儀式でそれを迎えました。蔡英文・総統は3日午前、国防軍事会議を開き、台北迎賓館に斎場を設けるよう指示しました。

(編集:王淑卿)

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