台湾の英雄、張奕・投手韓国に完封勝ち

  • 21 November, 2019
  • 王淑卿
台湾の英雄、張奕・投手。

12日に日本千葉県のZOZOマリンで行われたプレミア12「スーパーラウンド」台湾・韓国戦で先発した張奕・投手のプレイが光っていた。これまで台湾での知名度が高くなかったが、彼の名はあっという間に注目ワードとなった。現在、日本のプロ野球チーム「オリックス」に所属する張奕・投手。「陽家班」と言われる有名な野球一族の出身で、陽岱鋼の従弟にあたる。今回の試合で張奕・投手は13.2回を連続無失点に抑え、大谷翔平選手が2015年に初大会の際に記録した13回無失点の記録を更新した。

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スライダーもフォークボールも、台湾の先発・張奕(ちょう・やく)投手の球は韓国選手は打つことができませんでした。元々、台湾ではそれほど知名度が高くはなかった張奕・投手ですが、韓国を打ち下した台湾のヒーローとなりました。

張奕・投手の父親が勤務する台湾東部・花蓮の玉里高校は、張奕・投手が韓国を完封したことを称えるポスターを張り、その勝利を大々的に祝っています。

張・投手の父・張正昌さんは「試合の前、夢に1頭の大きな馬が出てきた。すごく大きな馬だ。きっとあれは張奕だったんだと思う。」と振り返りました。

この夢はいい前兆で、見事に実現しました。

張奕・投手は野球の名門一族「陽家班(陽家グループ)」の出身で、日本のプロ野球で活躍する陽岱鋼・選手の従弟にあたります。張奕・投手は、小学生の時に野球をはじめ、3年生のときに故郷を離れ一人、台北で学びました。

張奕・投手の中学時代の担任の先生、陳慈貞さんは、「父親が台北に来て、野球をやらなくていい、花蓮に帰るぞといった時、張奕はトイレに閉じこもって、お父さんに僕はまだ成功していないから絶対に帰らない!と言ったんだよ」と振り返りました。

張奕・投手の中学時代のコーチ、劉明光さんは、「人が休みの時も彼は自分で練習をしていた」とその努力精神を称えました。

従兄である陽岱鋼・選手に倣って、張奕・投手も日本の高校で学び、2016年野手としてオリックスからの育成選手のドラフト1巡目指名を受けました。しかし打撃面で突出したものがなく、コーチの提案の下、投手に転向。今年の5月に一軍として初登板、3か月後には一軍での初勝利をあげました。

このような背景から、韓国がリサーチした際には、張奕・投手は注目を集めておらず、まさか去年投手に転向した投手が韓国を苦しめるとは思ってもみなかったことで、韓国チームにとっては「悪夢」となりました。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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