
トラックのタンクから、大量のボラがおろしてきました。業者たちは、手際よく魚をさばいています。
台湾北部、新竹県竹北市の名産品、からすみは、今年は安定した天気と養殖漁業のIT化により、生産量はおよそ15万匹に上り、生産額は台湾元1億元(およそ日本円3億5000万円)を超える見込みです。
業者は、「極端に寒かったり暑かったりしていないから、魚の成長はいい」と説明しました。
からすみの美味しさを広めるよう、新竹県竹北市では、16日と17日に、「からすみフェスティバル」を行い、著名なシェフによるからすみ料理を市民に振る舞いました。シェフは小刻みされたからすみとボラを鍋に入れて、熱々のご飯と一緒に炒めたら、からすみチャーハンの出来上がりです。
竹北市の何淦銘・市長は、「竹北市は、台湾で最も早くボラを捕獲する地域だから、からすみの鮮度が随一」と話しました。
季節風に恵まれた、新竹県のからすみは、独特な旨さで、県内の人気お土産となり、日本にも輸出されているということです。
(編集:曾輿婷/王淑卿)