台湾初の在来種山茶「台茶24号」が誕生

  • 14 August, 2019
  • 王淑卿
19年間費やして研究者10数人がリレー方式で育成した「台茶24号」が6日に正式に発表された。行政院農業委員会茶葉改良場によると、「台茶24号」はキノコの香りがする紅茶、ブンタンの香りがする緑茶に加工されることが出来る。2年後の市販が期待できるという。(写真:CNA)

台湾初の在来種の山茶(ヤマチャ)を育成するには長いプロセスを経る必要があります。茶葉改良場台東分場は2000年から台湾南東部・台東県延平郷の山間部にある泰平に行って在来種のヤマチャの調査とマーキングを行い、繁殖、栽培、順化などのプロセスを経て19年後に台湾初の在来種山茶「台茶24号」が誕生しました。

「台茶24号」は、台湾茶葉界の「タイワンマス(サクラマス)」とも呼ばれています。

行政院農業委員会茶葉改良場の責任者、蘇宗振さんは、「なぜこのような別名をつけたかというと、主にその外観、植物学における分類、および地質学の研究からそれは『生きている化石』の可能性があると判断したからだ。台湾は以前中国大陸とつながっていた。後に氷河期と地殻変動の影響で独立した島になった。つまり、『タイワンマス』のように陸封されて再び海に戻ることが出来なくなった。」と説明しました。

「台茶24号」はDNAの面から見れば、台湾山茶の変種に属します。氷河期時代から残された植物であるため、キノコ、アーモンド、コーヒーといった独特の香りがします。台湾東部だけで繁殖しています。

蘇宗振さんによりますと、南投、嘉義、高雄、台東だけで台湾山茶が取れます。そして東部の品種と西部の品種が異なります。これは台湾東部の山間部に陸封される植物の品種だと言えます。

「台茶24号」のルーツは台東県の山間部泰平というところなので、「台東永康1号」とも呼ばれています。茶葉改良場の育種の結果、平地でも栽培できるようになっています。これは山や森林の保全につながります。茶葉改良場は来年農家に普及させ、2年後にも市場で販売される見通しです。

(編集:王淑卿)

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