蘭嶼住民、ビキニ姿の旅行客に怒りの声

  • 08 August, 2019
  • 王淑卿
ビキニ姿の旅行客がバイクに乗り島を一周したり、砂浜のタタラと呼ばれる船の近くに駐車したり、海辺で水遊びを楽しんだりしている。これらの行動が地元の原住民たちの不満を引き起こしている。(写真:RTI)

蘭嶼島に来て、ダイビングやバイクで島を一周。これは島に来てリラックスしたい旅行客の人気コースとなっています。

しかし、ビキニ姿でバイクに乗っている写真がネットで論戦を巻き起こしています。

傍には伝統的なトビウオ祭りの会場である公共の砂浜があることから、ある蘭嶼の島民がネットに「このような行為は“勝手”であり、“冒涜”を意味する」と怒りの声をあげました。

しかしある人からは、「旅行客はわからない、時間をかけて理解してもらうことが必要だ」となだめる声も出ています。

「水遊びする分には問題ない。でもビキニでうろうろしてほしくない」

毎年2月は伝統的な祭り「トビウオ祭り」が行われます。これは蘭嶼のタオ族の勇士たちが大漁を願う欠かすことのできない海の祭事です。

祭りの期間、女性はタタラと呼ばれる船に触れてはいけません。一部の地域では外の人が付近で水遊びすることも禁止されています。現在はトビウオ漁のシーズンではありませんが、この地域はやはりトビウオ祭りの会場です。タオ族の伝統的な聖地なので、そのタブーに気をつけなければなりません。

蘭恩文教基金会の瑪拉欧斯・執行長は、「蘭嶼は、民族文化を特色にしている観光スポットなので、このような行為を行わないよう勧告する。」と説明しました。

自分たちは保守的であると自認している現地の人たち。旅行者に対し、伝統的な祭りが行われる場所では露出の高い恰好で歩きまわらないよう、島の民族文化をもう少し尊重するよう呼びかけています。

(編集:中野理絵/王淑卿)

関連のメッセージ

本分類最新more