電子身分証から国旗が消える?!

  • 11 April, 2019
  • 王淑卿
内政部の徐国勇・部長によると、1986年の五代目まで国民の身分証には国旗はなく、蒋介石・元総統と蒋経国・元総統の時代の身分証にも国旗はなかったという。(写真:内政部提供、CNA)

台湾人の身分証は現在のものとなってから14年余りが経過しており、早ければ来年10月に7代目となる新たな身分証が発行されます。新たにICチップを導入され、表示されていた個人資料を全て簡素化されると伝えられています。

現在の身分証は、全世界で最も複雑だといわれています。全部で12個の欄があり、氏名、生年月日、性別、両親および配偶者の氏名まで記されています。新たな身分証はこれらの情報表示を簡素化しますが、国旗の表示までもがなくなる見込みです。

「身分証に国旗があるのは一種のアイデンティティ、もし国旗を取ってしまうとそういったアイデンティティがなくなってしまう」

「身分証はその人がどこの国の国民かを示すものでしょう?国旗は絶対に必要。そうでなければ将来国旗さえも認識されなくなる。国歌だって今は歌われなくなったでしょう?」

しかし内政部の徐国勇・部長は他国の身分証を取り出し、シンガポール、日本、中国、ドイツなど、どの国も国旗の表示はなく、また、中華民国の1代目から4代目の身分証にも国旗の表示はなかったと説明しました。

「ほとんどの国で身分証上に国旗の表示はない。中国でさえもない。二人の蒋・元総統の時代でさえも表示していなかった。個人的には特に意見はない。オープンな態度で幅広く意見を募っている。」

現在の身分証番号の最初の数字が1は男性を、2は女性を表していますが、新しい身分証は頭文字の7をトランスジェンダーの人に提供する予定です。

また、配偶者名や出生地などの資料も全て表示から外す他、更には運転免許や保険カードなども導入予定です。しかし内政部は現在の所、各界から広く意見を聞いているところで、まだ決定ではないと強調しました。

早ければ来年にも決定される見通しです。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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