女性農業者台頭、農村でキャリア積む

  • 13 March, 2019
  • 王淑卿
行政院農業委員会は、3月8日の国際女性デーの前日に台湾の女性農業者を招いて記者会見を開き、農村での女性の活躍ぶりと取り組みを紹介している。(写真:RTI)

竹編みが飾ってあったかばんや竹編みフルーツバスケット

これらはみな台中の「大坑文化協会」の竹編みクラスの学習者の作品です。竹の産地である大坑の竹を生かし、農村の伝統工芸品を広めるため、竹編みクラスが設けられて30年。毎年人材を30人送り出しています。これらの人材は、伝統工芸品を広めるのに一役買っているほか、副収入も増やしています。一クラス30人の年間副収入は最多150万台湾元(約535万日本円)に達することができます。

台中大坑竹編み班の陳淑慧・班長によりますと、「もう一人前になった学習者がいて、自分で作った作品をマルシェで売っている。こういう竹編み細工などは、ほかのところで売っているものと違って、プラスチック製ではなくて環境にやさしいから人気だ。」と説明しました。

近年、行政院農業委員會(日本の農林水産省に相当)は、農村の女性が家政クラス、田ママ(行政院農業委員會の人材育成計画、自家産の農産品を食材に料理を作り、販売することを奨励)クラスを開くよう支援し、これまで7万人の女性に生涯学習と第二の強みを作る訓練を実施してきました。年長者の農村の女性のほか、近年若い女性農業者も増えています。彼女らは家業を継ぎながらキャリアを積んでいます。例えば、台湾中部・南投県の埔里鎮に住むマコモ農家の林宥岑さんは、従来の栽培方法と異なる有機栽培に力を入れると共に、地元の若い農家にも農地にやさしい有機栽培を行うよう指導しています。

林宥岑さんは、「コミュニティの発展や農村再生について関連講座を設け、農家を訪問するプロセスを通じて可能性のある農家と栽培契約を結び、皆でブランドマーケティングを行う」と説明しました。

農業委員會は、年間農業者を3000人育成しています。現在450人の女性が農業生産の第一線で活躍しており、その中の15人は、加工品の開発に取り組み、年間3000万台湾元(約1億70万日本円)以上の経済効果を創出しています。女性はもはや台湾の農村で大きな存在になっていることが窺い知れます。

(編集:萬雅彤/王淑卿)

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