南投県の紫南宮、春節期間に毎日1万5000人が参拝

  • 11 February, 2019
  • 早田健文
南投県の紫南宮は、「発財金」(財を招くお金)を貸してくれることで大人気。

春節(旧正月)がやって来ると、おめでたい「財神」つまりお金の神様、福の神を迎えます。お金儲けを祈る神様です。

南投県にある紫南宮という廟は、「発財金」つまり「財を招くお金」を貸してくれるということで、大変に人気があります。

この「発財金」は、台湾の戦後まもなく、苦しい生活の中から再起を図ろうという人に、廟が資金を貸し出したことが始まりだそうです。

もともと地元の人が対象でしたが、そうしてたお金を借りた人が事業に成功したことが伝わると、地元以外からも多くの信者が「発財金」を借りに来るようになりました。

その後、縁起の良い数字として、1人当たり台湾元600元(日本円およそ2200円)を上限とすることになり、これが現在まで続いています。ただし、神様にお祈りをして、1回で認められると600元、2回目だと500元、3回目だと400元、4回目だと300元、5回目だと200元、6回目だと100元と貸し出される金額が減っていきます。6回目も神様からの許可が出なければ、また来てくださいということになります。

廟から「発財金」を借りるには、身分証明書、運転免許証、健康保険証、パスポートなど身分を証明するものが必要です。また、年齢は20歳以上であることが条件です。

「発財金」を借りた信者は、1年以内に借りたお金を返すのがルールです。

今年に春節にも、紫南宮には大勢の信者が訪れました。この期間、1日当たりの訪問者は1万5000人に達しました。純粋にお参りする人もいますが、10人のうち1人は、「発財金」を借りたり返したりするためにやって来た人でした。

春節期間の5日間で、5700万台湾元以上(日本およそ2億円)の現金がやり取りされました。

南投県竹山鎮にある紫南宮です。春節(旧正月)の期間中、1年の金運を祈る人たちであふれています。多くの信者が線香を持って、祈りをささげ、お金がもうかりますようにと祈ります。神殿から供え物をならべるテーブルまで、人でいっぱいです。

参拝者1「無理矢理に入ってお祈りしました。金運を祈りました」

参拝者2「お父さんが家族の代表としてお祈りに入っていきました。人が多くて、子供たちは入れません。広いところで待っています」

春節の期間中、紫南宮には毎日1万5000人が参拝に訪れました。

紫南宮は、「発財金」つまり「財を招くお金」を貸してくれるということで、大変に人気があります。多くの人がお金を借りたり返しにやってきます。5日間で5700万台湾元(日本円およそ2億元)の現金が動きます。

紫南宮の荘秋安・主任委員は、「借りられたのは2000万元ぐらい、返されたのは3000万元余りです」と説明します。

「財神」は春節に特に人気の高い神様ですが、それを商売に利用する人もいます。この雲林県の飲料販売業者は、おめでたい雰囲気の「財神」の衣裳を着て配達に出かけます。電話をかけて指定すれば、「財神」がおめでたさと共に、飲料を家まで届けてくれます。

「早く見に来て、『財神』が家に入って来るよ」「新年おめでとう」

この飲料店は、雲林県西螺鎮にあります。彼はもともと、「財神」の格好をして店員として電話番をしていましたが、店が忙しいので人手が足りず、彼もその恰好のまま配達をを手伝いました。ところがそれが大好評を呼び、多くのお客さんから引っ張りだこになっているそうです。

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