タマゴがこの20年で最高値、飲食店や消費者が悲鳴

  • 14 January, 2019
  • 早田健文
各種の原因でタマゴの生産量が大幅に減少し、価格がこの20年で最高になっている。

タマゴを売るお店。「300元でいいですよ」

タマゴがこの20年で最高値となっており、飲食店や消費者が悲鳴を上げています。台湾でのタマゴの価格は、昨年8月から値上がりを続けています。今年1月、さらに過去最高の値段を更新しました。

市場での卸売り価格は1台湾斤(600グラム)当たり最高で45台湾元(日本円およそ160円)です。買い物に訪れた主婦が、値段の高さに嘆いています。

消費者、「以前は40元でしたが、今は46元です。量を減らして買っています」

「全然違います。なぜでしょう」

産地価格は、昨年1月は1台湾斤27.2元でしたが、8月に水害が発生したのち、値上がりを始め、毎月2元のペースで値上がりし、1月9日には36.5元にまで上昇しました。

中華民国蛋雞協会の陳進丁・執行長は、「8月の水害で、タマゴを生むニワトリが被害を受けた」と説明します。

タマゴのダイオキシン残留問題が発覚したのち、タマゴの販売量が大幅に減少したため、生産者が飼育するニワトリを減らし始めました。こうした中で、ワクチン問題が発生してヒヨコの供給量が減少、そして8月の水害で10数万羽のニワトリが水死しました。こうした各種の原因で、タマゴの生産量が大幅に減少し、価格がこの20年で最高になっています。

タマゴの販売店。「皆さん、争って買っていきますよ。箱ごと買う人もいる」

タマゴは毎日食べるものなので、主婦は節約のため、バラで売る店を探し、小さいサイズのタマゴを選びます。小さいのは5個で17元、大きいのは25元。8元も差があります。

タマゴの販売店。「小さいほうがたくさん買えますから」

主婦ばかりでなく、毎日大量のタマゴを使う朝食店も、影響を受けています。

朝食店。「タマゴの業者の顔色をうかがっています。量が少ないので、節約して使うように言ってきます」

春節(旧正月)、が近づくにつれ、タマゴの価格はさらに上昇すると予測されています。スーパーマーケットでは、これをチャンスととらえ、一部のタマゴについてサービス価格で販売しています。商品棚に安売りのタマゴが並ぶと、すぐに売り切れてしまいます。

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