2019年が始まった。日本では猪年だが、台湾ではまだ犬年。2月5日の旧暦元日から干支が変わる。しかし台湾では猪年ではなく、豚年なのだ。
中央銀行が8日、来年の干支、豚年の記念硬貨セットを発売すると発表しました。この硬貨セットは、額面が台湾元100元の一オンス銀貨に、額面が台湾元10元の銅合金の金貨を合わせた2枚一組です。
金貨の表は金の豚、裏は一部赤く着色された牡丹が描かれています。銀貨の表も金の豚の図柄で、裏は台湾の女神・媽祖巡礼の時、数万人の信者の賑やかな様子が、生き生きと描かれています。
中央銀行発行局の施遵驊・局長は、「台湾民間信仰の一大イベント、媽祖の巡礼の図柄は、全ての事が上手く進み、国家が安泰で国民が平穏で幸せに過ごせるという意味合いが込められている」と説明しました。
近年記念硬貨を発行する銀行が増えています。それに対して、中央銀行は、「台湾中に記念硬貨に額面があるのは、中央銀行によるものしかない」と強調しています。
今年の干支記念硬貨セットは、12万セットを発行します。販売価格は台湾元1800元(日本円およそ6400円)で昨年と同じです。17日から台湾各地の台湾銀行で販売を開始するということです。