中国大陸でアフリカ豚コレラ流行、春節料理も検疫証明を示して安全強調」

  • 07 January, 2019
  • 早田健文
春節料理に特に多いのが豚肉料理、台湾産を強調

あと1カ月ほどで春節(旧正月)を迎えます。春節料理の買い出しに忙しくなる時期です。

このお店では、春節、旧正月に欠かせない、縁起物の魚料理を販売しています。

ここは、台北市の南門市場です。春節の料理に特に多いのが、豚肉料理です。豚足、ソーセージ、ハム、肉団子などなどと、多彩です。

ところが、今年は、中国大陸でアフリカ豚コレラが流行していることから、例年とは少し様子が違っています。買い物客は必ず、どこの豚肉を使っているのかと聞いてきます。

こうした豚肉料理の多くに、広東、湖南などといった中国大陸の地名がつけられているからです。中国大陸産の豚肉が使われているのではないかと、心配しているのです。

店では、産地証明や検疫証明を用意して、中国産の豚肉ではないことを説明し、買い物客に安心しててもらうことに努めています。

ソーセージの店。「毎日、台湾の台南・善化の食肉市場からやって来る豚肉です。中国大陸の地名が付いているのは、そこの土地の作り方を守って作っているという意味で、そこから運ばれて来た料理だというわけではないのです」と話します。

台湾の豚肉で、金華ハムを作っているというわけです。

この店のドイツ式のアイスーバンはどうでしょう。

このアイスーバンの店では、「中国大陸からの輸入ではありません。すべてヨーロッパからの輸入です。この証明書にデンマークと書かれています」と話します。

この干し肉の店では、「ブタは台湾産です。輸入はしていません」と話します。

台湾産の豚肉であることが、安全の証明です。南門市場で60年以上の歴史がある金華ハムの老舗では、台湾産の豚肉を使っていると自信を見せています。

金華ハムの店では、「私たちの金華ハムは1年前に作ったものです。熟成させるのに1年かかります。だから、感染騒ぎの前のブタ肉です」

買い物客は、「私はもう50年以上もここで買っていますよ。知らない店では買いません」と話します。

もう一人の買い物客は、「ちょっと心配しています。感染が広がる前に、急いで買っておこうと思って」と話します。

春節の料理をいつものように楽しむために、豚コレラの台湾への侵入を食い止めることが、大切になっています。

こうした中で、台湾の離島で中国大陸・福建省廈門(アモイ)の沖に浮かぶ金門県金沙鎮で、海岸の砂浜に流れ着いた死んだブタから、アフリカ豚コレラが検出されました。行政院農業委員会では、このブタは、東北の季節風に流されて中国大陸から流れ着いたものだと判断しています。死亡してから3日経っていました。

これを受けて農業委員会では、金門県産のブタと豚肉製品の台湾本島への輸送を14日間、禁止することを決定しました。

このブタが流れ着いた金門県金沙鎮の養豚場ではは、190頭のブタが飼育されていますが、現在のところ異常はないということです。金門県では対応チームを設置し、感染したブタが流れ着いた場所から5キロメートル以内にある養豚場で検体のサンプル採集を行い、感染がないかどうか確認しています。

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