
指から血液を採って、血糖値測定器で測定します。血糖値のコントロールは、糖尿病患者にとって、毎日欠かすことのできない仕事です。143、正常値を超えていました。40歳の許さんは、糖尿病による頻尿に苦しんでいます。
許さんは、「高速道路を走る時、サービスエリアに入ってトイレに行くのですが、再び車を走らせると間もなく、またトイレに行きたくなります。渋滞の時は、とても大変です。車の中で、ペットボトルを使って用を足すこともあります」と語ります。
糖尿病は、生活に不便を与えるだけでなく。合併症を引き起こすことがあります。専門の医師は、「血糖値をうまくコントロールできないと、心臓が砂糖水に使っているような状態になる。糖分が浸み込んで、死に向かう。心臓を砂糖水につけるように、糖分が少しずつ、すべての体の器官に浸透し、ひどい場合は死に至る。もしも、糖尿病と心臓病を同時に併発したら、寿命は平均12年縮まる」と話します。
糖尿病学会の許恵恒・理事長は、「糖尿病の併発症による死亡の原因は、心臓血管と腎臓の問題が大部分だ。将来、糖尿病の患者は、新たな混合薬を使用するかどうか、かかりつけの医師に相談してほしい」と語っています。
専門の医師は、「新しく健康保険の給付対象となった混合薬は、2種類の成分を1つの錠剤にしたもので、飲む薬の数を減らすことができる。もちろん、規律正しい運動と飲食が、糖尿病の効果的な改善には必要だ」と強調します。
台湾では、毎年、1万人近くの人が糖尿病によって亡くなっています。血糖値がうまく抑制できず、心臓関連の疾患や腎臓病を併発するというのが、糖尿病患者の死亡原因の中で最も多くなっています。
今年から、血糖値を下げるための新たな混合薬が健康保険給付の対象となっており、専門の医師は、「糖尿病患者はこうした混合薬を使用することも、医師と相談しながら検討としてほしい」とアドバイスしています。