陳時中・衛生福利部長が、WHOと台湾の新たな関係に期待した。
WHO世界保健機関の年次総会、第70回WHAは2日目に、新たな事務局長にエチオピアのテドロス・アダノム元保健相を選出した。
衛生福利部の陳時中・部長は 「エチオピアは中国大陸と緊密な関係にあるが、新たな情勢の下で、台湾とWHOの関係が新たなモデルを生み出せることに期待する」と語った。
エチオピアは中国大陸と緊密な関係を維持しているため、一部では、今後、台湾がWHOの活動への参加を求めていく上で、不利になるとする見方も出ている。
陳・衛生福利部長は、「我々は、アダノム氏の仕事の仕方は、専門性が比較的に高いのではと考えている。この観点からは蔡英文・総統が重ねて提起する『新たな情勢、新たな解答用紙、新たな方式』が確認できる。このような専門性の高い新たな情勢の事務局長であるならば、我々としては新たな方式が発展することを強く期待し、希望している」と述べた。
台湾は今年、WHAには招待されなかったが、陳時中・衛生福利部長を団長とする台湾の代表団は、WHAが開催されているスイスのジュネーブで、医療や衛生に関する各種の活動に相次いで参加し、各方面との交流を深めている。
