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霧社事件から85年、追悼式開催

  • 28 October, 2015
  • Editor
霧社事件から85年、追悼式開催
霧社事件から27日で80年

日本占領時代の1930年10月27日、台湾の原住民族、セデック族による大規模な抗日事件、「霧社事件」が発生した。事件発生から85年となった27日、事件の現場となった中部・南投県仁愛郷霧社の霧社記念公園で、年に一度の記念追悼式典が行われた。

行政院原住民族委員会の林江義・主任委員は台湾の原住民族16部族の委員を率いて記念式典に参加した。記念式典では、セデック族の長老が伝統的な歌を吟じたほか、集落の女性や児童が歌と踊りで英雄を追悼した。

林・主任委員は、「霧社事件から85年経った。過去の痛みを許すことはできるが、歴史は忘れることはできない」と述べた。また、セデック族である仁愛郷の孔文博・郷長は、「事件を起こしたマヘボ社の頭目モーナ・ルダオの記念碑は1953年に建立され、20年後には遺骨も記念公園に移された。台湾と日本の交流が深まるにつれて、事件は国際社会にも知られるようになった」と語った。

モーナ・ルダオの孫にあたる張淑珍(部族名・マホン・バワン)さんは、「これまで記念式典には長老ばかり参加してきた。しかし、長老らは皆、年を重ねていっている上、遺族は霧社から遠くはなれた清流集落に強制的に移住させられたため、後世の人たちがこうした歴史を忘れてしまうのではないかと危惧している。そのため、今年は長老のほか、中年世代や若い世代も招き、三世代で記念式典を行った。今後はさらに多くの若者が参加し、後世へ伝えていってほしい」と話した。

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