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北宜直線鉄道の路線が決定

  • 23 April, 2014
  • Editor
北宜直線鉄道の路線が決定
翡翠ダムの水源地を経由しない北宜直線鉄道

台湾北部の台北市と北東部の宜蘭県を直線で結ぶ、「北宜直線鉄道」の路線が22日に正式に決まった。22日に決まったのは、台北市の南港から双渓、宜蘭の大渓を経て、頭城まで行く路線で、全長が53キロメートル。沿線にはトンネルが二ヶ所ある。一つは長さ21.6キロメートル、もう一つは長さ14.2キロメートル、両方とも現在、台北市と宜蘭を結ぶ、長さ12.9キロの「雪山トンネル」より長くなる。総工費は台湾台湾元491億元、(日本円およそ1669万円)。

この路線が開通したら、在来線、台湾鉄道で最もスピードの速い列車、自強号を利用すれば、台北と宜蘭が47分で結ばれることになる。現在より38分節約できる。そして台北から台湾東部の花蓮に行く所要時間も100分間に短縮される。この路線の開通により、宜蘭は台北から通勤できる場所になるほか、台湾東部の花蓮と台東も台湾の一日生活圏に入る。

交通部鉄道改築工事局は22日、会議を開き、「北宜直線鉄道」の路線を討論した結果、台北市民の水がめである翡翠ダムの水源地を経由しない案を採択した。交通部鉄道改築工事局の唐継宏・副局長は、建設案の内容について、「台湾鉄道の南港駅から出発、台湾鉄道の双渓駅を経由して、宜蘭の大渓駅へ、現在の台湾鉄道の路線に沿って頭城にいく。これから細部の調査、測量、計画を行う。その中には環境アセスメントも含まれる。」と述べた。

唐継宏・副局長によると、「北宜直線鉄道」開通後、台北から宜蘭に行くには二つの路線がある。新たな路線のほかに、従来の在来線・台湾鉄道の宜蘭行きの路線も続けて運行するという。

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