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エストニア国防産業チームが訪台、林・外交部長:潜在的な協力分野を開拓

  • 05 February, 2025
  • 中野理繪
エストニア国防産業チームが訪台、林・外交部長:潜在的な協力分野を開拓
林佳龍・外交部長は、エストニアの国防産業チームの訪台を歓迎し、協力拡大に期待を示した。(写真:外交部提供)

外交部(外務省)は5日、「民主主義のサプライチェーン」について、林佳龍・部長(大臣)がエストニア国会の台湾に友好的な議員連盟のトップであるクリスト・エン・ヴァガ(Kristo Enn Vaga)氏を招いた宴席で、バルト海と台湾の外海では最近、海底ケーブルが切断されるなどの事件が頻発していることや、地域の情勢も相まって、民主主義国家間の協力強化の重要性が浮き彫りとなっていると語り、クリスト・エン・ヴァガ氏は台湾とエストニアの関係強化を約束してくれただけでなく、サプライチェーンの協力と国家安全保障に関しても言及し、民主主義陣営は団結して脅威と課題に立ち向かっていかなければならないと強調してくれていると述べたと発表しました。

クリスト・エン・ヴァガ氏は今回、国防産業グループを率いて台湾を訪問しており、林佳龍・外交部長は4日、宴席を設けました。

林・部長は、台湾とエストニアは共に権威主義政権に支配された経験がある。そのようなことから、苦労して勝ち取った自由と民主主義を大切にしている。ロシアとウクライナの戦争がいまだ続いているだけでなく、中国も台湾周辺海域で軍事演習を続けるなど近年、権威主義政権が拡張しており、さらにはバルト海や台湾の外海では、海底ケーブルが切断されるなどの事件が頻発している。これらは全て民主主義国家間の協力強化の重要性を浮き彫りにしていると語りました。

林・部長はまた、昨年11月には無人機産業訪問団を率いてリトアニアを訪問し、理念の近い国々と共に民主主義のサプライチェーンを構築する決意を表明した。今回のエストニアが国防産業チームを組織して台湾を訪問したことは、双方の潜在的協力分野を更に拡大するもので喜ばしく思っていると述べました。

外交部の蕭光偉・報道官は、「我が国は、理念の近い民主主義のパートナーと共に、権威主義体制が現在のルールに基づく国際秩序にもたらす課題に対応するため尽力する。そして同時に、理念の近い国家と協力して民主主義のサプライチェーンを構築していく」と述べました。

クリスト・エン・ヴァガ氏は、もし将来、理念の近いパートナーとのサプライチェーン構築ができなければ、国家の安全保障に潜在的な脅威をもたらすことになるかもしれない。台湾とエストニアは、毎日膨大な偽情報の攻撃を受けている。また最近は、海底ケーブルが切断されたりしている。このようなことから、民主主義陣営はさらに団結し、共に様々な脅威や課題に立ち向かっていくことが求められていると語りました。

(編集:中野理絵/許芳瑋/本村大資)

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