
南アフリカ政府が二度にわたり中華民国台湾の南アフリカにおける大使館に相当する駐南アフリカ代表処を首都プレトリアから期限内に移転するよう要求しています。このことに関して、アメリカ議会上院のマーシャ・ブラックバーン議員が3日にSNSで台湾への支持を表明したことに加え、同じく上院のテッド・クルーズ議員が4日、南アフリカがこの決定を下したタイミングは非常に憂慮すべきものであり、アメリカとその同盟国の利益を損なうものだと非難しました。クルーズ議員はまた、上院商務委員会の委員長として、調査を開始する準備があるとしています。
南アフリカ政府は昨年10月、台湾に対し一方的に中華民国台湾の駐南アフリカ代表処を首都プレトリアから移転するよう要求し、その後、10月30日と設定していた移転期限を自ら撤回。しかし、今年1月下旬に再び、書簡にて駐南アフリカ代表処の今年3月末までの移転に加え、代表処の名称を「貿易弁事処」に格下げすることを計画していたと伝えられています。
(編集:本村大資/王淑卿)