今日は先日あるメディアにて伝えられていました台湾の若い人の農業改革についてご紹介したいと思います。
みなさまは、香菜、パクチー、ご存知かと思います。日本でもアジア料理のレストランに登場したり、また最近は、スーパーでも売られていると聞いています。好きな方はたくさんトッピングしたいと、ベランダなどでご自分で育てているという方もいるそうです。
台湾でも様々な料理に使われていますね。麺類や、「魷魚羹」、「肉羹」というあんかけスープの料理のトッピング、台湾B級グルメ刈包(グァバオ、台湾ハンバーガー)にも入っていますね。苦手な方は、注文するときに、入れないでくださいと言わないと、少しでも入っているとその香りで食べられないというくらい、無理な方もいるそうですね。
このパクチー、台湾では90%以上がこの台湾中部の彰化県とそして、雲林県の生産となります。
パクチーは暑さ、寒さ、そして水に弱く、また保存も長くはききません。35度以上、雨も3日つづけばくさってしまいます。またパクチーはトッピングにつかわれるので、少しでも傷んで黒かったりするとイメージが損なわれるので使われないとのことです。
さて、彰化県でパクチー農家に生まれた台湾人男性の顔さんは自身が三代目となりますが、ある年、暑い日が続き、収穫しないとくさってしまうパクチーを保存するために、粉状をすることを思いつきます。
そして、なんとこのパクチーの粉を、抹茶の代用として使用することを思いつくのです。
台湾人は非常に抹茶が好きということから、香菜粉を台湾式台式抹茶粉として販売しました。
本日はこうした若い人の農業改革についてご紹介します。