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台湾ソフトパワー - 2022-07-19_「2022年 世界の航空会社」第8位となった長榮航空(エバー航空)

  • 19 July, 2022
台湾ソフトパワー
「2022年 世界の航空会社トップ20」の8位となった長榮航空(エバー航空)。(写真:エバー航空提供/CNA)

国際線を運航する航空会社を評価するサイト「AirlineRatings.com」が14日、「2022年 世界の航空会社トップ20」を発表し、台湾の長榮航空(エバー航空)が世界8位となりました。台湾の航空会社からは唯一のランクインで、昨年より1つランクを上げています。

「AirlineRatings.com」のジェフリー・トーマス(Geoffrey Thomas)総編集長によると、長榮航空は1992年に世界で4番目となるクラスである「プレミアムエコノミークラス」を初めて導入するなど、サービスイノベーションのパイオニアとして、航空市場に優れた商品とサービスを提供してきたと評価しました。

この「AirlineRatings.com」は、7つ星評価システムで、毎年全世界の航空会社を対象に、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの各クラスの快適度、革新性、サービス価値のみならず、各航空会社のフライトの安全性、保有機材の使用年数、業績など、長期的競争力に影響する重要な要素を分析。さらに搭乗客の評価も加味した上で評価しています。

なお、「2022年 世界の航空会社トップ20」は、1位はカタール航空で、2位はニュージーランド航空、3位エティハド航空、4位大韓航空、5位シンガポール航空と続き、日本の航空会社は、全日空が10位、日本航空が13位にランクインしています。

世界の航空会社は近年、新型コロナの影響によって、利用客が大幅に減少していますが、長榮航空は、ソフト面でもハード面でも各所において強化を続けていて、今年(2022年)の2月には、台湾の航空会社としては初めて、「EVA e-Library」というデジタル図書館を打ち出しました。これによって、デジタル化された新聞や雑誌を、飛行中に旅客が個人で使用しているデバイスを使って閲覧することができるようなサービスを始めました。

また、長榮航空もオンラインでのチケット購入、座席指定、食事選択、自動チェックインなど一連のサービスを開発していますが、更に、カラーマネージメントのコンセプトで空港のディスプレイを一新し、搭乗客のチェックイン効率を最適化しています。

これらは、搭乗客のニーズにこたえるだけでなく、新型コロナ時代にあわせ、不必要な接触を減らすのと同時に、旅客がフライトの過程において紙の使用を減らすことができ、2050年のネットゼロエミッションに向けた動きでもあるとのことです。

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先ごろ、AirlineRatings.comで「2022年 世界の航空会社トップ20」の8位となった長榮航空ですが、実はその他にも「世界の最も安全な航空会社トップ20」の9位に、そして「新型コロナウイルス防疫対策七つ星認定証」も獲得しています。

更に6月には、世界の航空会社や関連企業でつくるアメリカの非営利団体「Airline Passenger Experience Association(APEX)」が発表した2022年版の航空会社格付け調査で、4度目となる「五つ星国際航空会社」に選ばれました。そして、2年連続で「東アジアで最も素晴らしい航空会社」に選出。さらに今年は、「世界で最も素晴らしいキャビンサービス」にも認定されました。それだけではありません。イギリスの航空会社評価機関「SKYTRAX」からも最高評価の「五星級航空(ファイブスター・エアライン)」を獲得しています。

新型コロナの影響で厳しい状況となっている航空業界ですが、その苦しい状況の中でも、コロナ後、そしてその先の将来を見据え、旅客に高水準の安全と高品質のサービスを提供するために頑張っている各航空会社。

その中でも、長榮航空の頑張りが世界に認められています。

現在、長榮航空は、台湾の松山空港、桃園国際空港、高雄国際空港の3空港から、日本へ14の路線が就航。そして、台湾から、日本を含め19か国へ就航していますので、今後、また自由に海外を旅行できるような生活に戻りましたら、日本と台湾を行き来するときだけでなく、他の国を旅する時にも、世界が高評価を付けている長榮航空)のサービスを体験してみてください。

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