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ミュージックステーション(2015/03/30)サーシャ・リー「希望・幸福」

  • 30 March, 2015
ミュージックステーション
李婭莎

サーシャ・リー(李婭莎)は、中国大陸、上海の出身でありながら、台湾で、台湾語歌手として活躍している女性シンガーです。台湾語というのは、標準中国語と比べると、どことなく土着的な響きがあって、これまで、日本の演歌のような形式で発展してきました。台湾語とはまったく縁がない上海で生まれ育ったサーシャは、そういう枠にとらわれず、もっと自由に台湾語歌謡を表現できるのが強み。台湾語歌謡の世界で、ロックやリズムアンドブルースを取り入れた新しい形式が出てきたのは、新世代のミュージシャンが活躍しだした近年のことですが、そんな中でも、サーシャ・リーは、台湾のレコード大賞といわれるゴールデン・メロディー・アワードで、最優秀台湾語女性シンガー賞を受賞しており、新しいタイプの台湾語の歌姫として注目されています。

 

アルバム名:希望・幸福

 

曲目

1.       幸福的孤單(幸福な孤独)…人がうらやむような幸福な生活を送っているはずなのに、なぜか心の中には一抹の孤独が…

 

2.       放阮自由飛(自由に飛び立たせて)…いさかいがもとで、本心と裏腹な結果を迎えてしまった女性。天を見上げて、いつになったら、この感情の束縛から飛び立つことができるのかと問いかけます。

  

3.       漁網…台湾語では、「漁網」の発音は、「希望」と同じ。漁師の平凡な生活模様を借りて、人生の中でいちばん大切なものを描き出します。

 

4.       露水(露のしずく)…自分を捧げて花を咲かせる露のしずくは、女性の姿。脆そうに見えても、日の光を受ければ自分で輝けるし、他の花を咲かせることできる、という強さを秘めています。

  

5.       11點的約會(11時のデート)…10人入れるか入れないかくらいの小さなバー(舞台は新宿だという話)。一人、来ない待ち人を待つお客と、バーテン、ほかのお客さんとの会話で人間模様が綴られていくので、まるでドラマのワンシーンを見ているよう。

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