きょうのキーワードは、「高雄寿山動物園」です。
これは台湾南部の高雄にある動物園で、1年あまり、リニューアル工事のため休園し、12月16日にプレオープンとなりました。
1978年に開園した寿山動物園は、当初は「西子湾動物園」として発足しました。しかし、1980年に西子湾風景区が中山大学敷地に変更されたため、1986年に現在地に移転となりました。
昨年8月からはリニューアル工事のために休園となっていました。
メディアによりますと、屋外池のほか、カピバラの家、ツキノワグマの家が新たに誕生したほか、全長440メートルの空中橋(エアブリッジ)が完成し、スカイウォークを散策しながら、動物の生態を様々な角度から観察することができるとのことです。
このエアブリッジ、ガラスのエレベーターをつかい上り、左右どちらかの方向からも参観可能とのことです。またこのほかに親子で楽しめる水遊び施設やカフェ施設などがもうけられました。
高雄市観光局によりますと、518日間、66回の会議を経て、総勢18,000人を動員した動物園の改修工事は5億5千万台湾元、およそ日本円で24億2000万円をかけてリニューアルされたとのことです。
この動物園の再開を記念して、高雄のライトレールは、動物の絵をあしらったイラストのラッピング列車を運行されました。このイラストを描いたのは高雄在住のイラストレーターCroter (本名洪添賢)さん。
動物園ができた年に生まれたCroterさんが描く動物たちは優しさであふれています。この列車、名前は中国語で「動物明星号」、動物スター号と名付けられています。
さて皆様は台湾には公営の動物園がいくつあるかご存知でしょうか。
きょうのキーワードでは、寿山以外の動物園についても少しご紹介します。