今日ご紹介するキーワードは「七夕情人節」。
“情人節”とは、“恋人の日”の事。そして「バレンタインデー」と訳されます。
台湾には3つ“バレンタインデー”があって、1つは西暦2月14日「西洋情人節(西洋バレンタインデー)」、そして2つ目は、西暦3月14日の「白色情人節(ホワイトデー)」、そして3つ目は、旧暦の7月7日、今日のキーワードである「七夕情人節」です。七夕情人節は、“チャイニーズバレンタインデー”とも呼ばれています。
この「七夕情人節(チャイニーズバレンタインデー)」は、東洋に古くから伝わる神話による「七夕」の文化から来ていることから、3つの“情人節”の中で唯一旧暦となっています。
今年(2022年)の7月7日は、今日(8/4)にあたります。
日本では七夕よりもバレンタインデーの方がカップルにとっては重要という印象が強いのですが、台湾では、「西洋情人節(西洋バレンタインデー)」は旧正月が近く、旧正月と重なると家族で過ごすことを優先する人が多いことや、「白色情人節(ホワイトデー)」はまだまだそれほど知名度が高くないことから、この“七夕情人節(七夕)”が最も盛り上がるようです。
この日はカップルで過ごすことも多いので、レストランやホテルではカップル用のメニューやプランなども登場します。
今頃、レストランは多くのカップルでにぎわっているころでしょうか。
でも、実は旧暦の7月7日といえば、台湾の人たちが怖がるお盆月「鬼月」の真っただ中。普段ですと、夜は出歩かない方がいい!などと言っていますが、“七夕情人節”だけは関係ないようです。
怖さよりも愛の力の方が勝るということでしょうか(笑)。
ちなみに“七夕情人節”にもいろいろなタブーがあるのですが、その一つに「七夕に分かれてはならない」というのがあります。
なんでも、七夕に別れると、織姫と彦星から祝福され無くなり、将来、不幸になるとされているそうです。
…もしこの日に喧嘩しても、イベントの日、特に“恋人の日”とされる“七夕情人節”に別れる人はきっと少ないとは思いますが…、気を付けたいですね。
どうか、素敵な“七夕”になりますように。