今日ご紹介するキーワードは「小暑」。
そう、二十四節気の“小暑”です。
今日、7日7日は二十四節気の「小暑」です。
「小暑」とは、夏至と大暑の間の節気で、まだすごく暑い!というわけではないですが、「小暑過,一日熱三分(小暑を過ぎたら、1日三分暑くなる/だんだん暑くなるという意味)」と言われ、大暑に向かって本格的に暑くなる頃です。
ちょうど完全に梅雨が明けたころということで、この「小暑」には、家の中にある衣類や布団、そして本などを太陽にさらして湿気を取り除き、殺虫するという習慣があるそうですよ。
また、この「小暑」の頃は、ちょうどマンゴーの収穫時期。そのようなことから、台湾では「小暑吃芒果,大暑吃鳳梨(小暑にはマンゴーを食べ、大暑にはパイナップルを食べる)」と言われているそうです。
ちなみに、今年は年の初めに、気温が低く雨が多かったことから、マンゴーの生産量が昨年と比べて24%減少しているそうで、それに伴いマンゴーの値段が高くなっています。マンゴーの故郷と呼ばれている、台湾南部・台南の玉井の市場では、昨年は1斤(600グラム)あたり10台湾元程度だったのが、今年は卸値が50元にまで達していて、少なくとも3倍以上に値段が跳ね上がっています。
ただ「小暑」の時期は、高温多湿なので、「身体が“湿気る”果物」とされているマンゴーよりも、「ハトムギ水」や「仙草水」、「緑豆湯(緑豆スープ)」、米粉でできた短いうどんのような麺「米笞目」など、身体の熱や湿気を取ってくれるものを摂るのがいいとされています。
この他にも「小暑」は、健康維持方法にも気を配ることが大切だとされていて、この暑さの中、長時間、外で活動をすると熱中症にかかりやすくなるのであまり外で活動をしないようにとか、体力が消耗しやすくなるので、しっかりと寝て、適度な運動をするようになどと言われます。
これから日々、どんどん暑くなっていく二十四節気の一つ「小暑」。
この時期は身体もまだ暑さに慣れていないですし、現代では長時間、冷房の効いた室内にいるという人が多く、室内外の温度差に体調を崩しやすくなりますので注意が必要ですね。
でも、たとえ身体が湿気ると言われようが、体を冷やすと言われようが、やっぱりこの時期は、美味しい「マンゴーかき氷」が食べたくなります。
たまにならいいですかね?(笑)