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きょうのキーワード(木曜日) - 2022-06-23_「捍衛戰士:獨行俠」

  • 23 June, 2022
きょうのキーワード(木曜日)
話題となっているトム・クルーズ演じるマーヴェリックが着ているフライトジャケット。(写真:Viceより)

今日ご紹介するキーワードは「捍衛戰士:獨行俠」。

これはある映画のタイトルです。なんの映画だと思いますか?

これは今話題の「トップガン:マーヴェリック」の中国語タイトルです。

トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた1986年の世界的ヒット作「トップガン」の36年ぶりの続編。

私は映画館でリアルタイムではなく、テレビで放送されたのを見てトム・クルーズにはまり、当時、「トップガン」のビデオも購入しました。時代がわかりますね(笑)。

その続編は、アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校「トップガン」に、伝説のパイロット、トム・クルーズ演じるマーヴェリックが教官として帰ってきたという設定。

リアルな映像にこだわった迫力のスカイアクションシーンに、常識破りの伝説のパイロット、マーヴェリックと若きパイロットたちが繰り広げる“胸熱”なドラマが展開します。

「トップガン」にリアルタイムではまった世代から、今の若い人まで、世代を超えて注目を集め、5月27日の公開直後から世界中で興行成績を伸ばし続け、先週末の時点で、世界興行収入は8億8500万米ドルに達し、トム・クルーズ史上最大のヒット作となっています。

台湾でも人気で、先週末の時点で、興行収入4億1000万台湾元(日本円でおよそ18億8300万円)を突破しました。

2018年のトム・クルーズの映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」が台湾で打ち立てた4億4700万元の記録を更新する見込みです。

この映画の注目ポイントと言えば、トム・クルーズの変わらぬカッコよさや、実際に数か月に渡って訓練を受けたという迫力のスカイアクションはもちろんですが、台湾で特に注目されているのは、トム・クルーズ演じるマーヴェリックが着ているフライトジャケット。

このジャケットはマーヴェリックが亡くなった父を偲んできているもので、1986年に公開されたオリジナルにも登場。背中にはアメリカの国旗と、国連の国旗と共に、日本と中華民国の国旗がデザインされたワッペンがついていました。

ところが、2019年に公開された予告編では、日本と台湾の国旗が別のものに替えられていたことから、中国の検閲に対する配慮ではないかと物議を醸していました。これは日本でも話題になったので覚えているという人も多いと思います。

しかし、最新の予告編と、公開された本編ではこのワッペンが元に戻っていたことに、台湾ではたくさんの喜びのコメントが上がっています。

台湾での試写会では、このワッペンが映し出されるたびに何度も拍手が起こり、上映が終わった後も拍手と称賛の声が上がっていたそうです。

様々な思いも含め注目を集めている映画「トップガン:マーヴェリック」。

この後も、台湾でどこまで興行成績が伸びるのか、楽しみです。

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