きょうのキーワードは、「大寒不寒,人馬不安」です。
「大寒不寒,人馬不安」、どういう意味でしょうか?実は、これは台湾の俗語です。1月20日は二十四節気の最後の節気である「大寒」です。この「大寒」は最も寒い時期という意味で、この時期に一年の最低気温も記録されることが多いようです。つまり、大寒の頃は一年中で最も寒い時期のはずです。
ところが、気候変動によって、大寒になってもあんまり寒くなくて、害虫を凍死させることができない場合、収穫時期の春になると厳しい寒さが続き、収穫が悪くなる可能性が高くなるそうです。「大寒不寒,人馬不安」という台湾の俗語は、このような状況を指しています。このことわざは、大寒になっても寒くならないなら、翌年の収穫が悪くなるという意味です。
一方、この一番寒い「大寒」という時期に、寒暖差から体を壊したり、体調が悪くなったりするのもこの時期の特徴です。このため、ちゃんと体を温め、体の調子を整えたほうがいいと、台湾における漢方医学の専門家たちがそうおっしゃっています。このため、専門家はこの時期に、「あずき」を始め、「ジャガイモ」や「キノコ類」などを食べるのがおすすめです。
そして、ツボマッサージにより、血液循環がよくなって、全身の健康にもつながるといえます。大寒にケアしたいツボは「復溜」です。自律神経の整え、また冷え性の改善にも効果あると言われていますよ。