きょうのキーワードは「整體運勢」。日本語でいうと、総体運勢です。
新年期間の醍醐味といえば、これから一年間の恋や仕事、人生における運勢を知ること。やっぱり、一年のはじまりに気になるのが、今年の総体運勢でしょう。台湾人は占い好きな人が多いです。そして、好きな占い種類は大雑把に言うと、「八字」で運勢を見てもらうことや干支占い、星座占いやタロット占いなどがあります。
また、個人の総体運勢を占うだけではく、台湾では、毎年国の運勢についても、おみくじを引く行事があります。たとえば、台湾南部・台南市にある道教の廟、最古の土地の守護神を奉る「南鯤鯓代天府(なんこんしんだいてんふ)」、また、台湾中部台中市の、航海の安全を守る女神、媽祖を祀る「大甲鎮瀾宮(たいこうちんらんぐう)」でも、国全体の運勢を占うためおみくじ引きます。
一方、台湾人に星座占いが好きというイメージを持っている方が多いと思います。台湾では一番有名な占星術師が、占い国師と呼ばれる、唐綺陽(とうきよう)先生です。先生のフェースブックでは、毎週の星占いが掲載されているほか、毎年の始まりに恒例として、一年の前半の運勢を12星座別に詳しく説明する動画をユーチューブに載せます。いつもたくさんのメディアに取り上げられます。気になる人はとにかく多いです。
ちなみに、台湾では生涯3回まで改名が可能で、運勢が良くなるという理由で自分の名前を変える人も珍しくありません。この唐綺陽先生も、改名したことがあります。ちょっと面白い話ですね。