:::

ナルワンアワー(月曜日) - 2022-02-21_空と海の日台交流

  • 21 February, 2022
ナルワンアワー(月曜日)
2022年は基隆市と八代市の友好交流5周年、そして八代・基隆の直行コンテナ船航路就航1周年ということで、八代市が「ラッピングコンテナ」を作り、そのコンテナでの輸出第1弾として熊本の特産品を積んで基隆に到着。2月19日から2月28日の日程で、基隆で物産展が行われた。(写真提供:八代市)
ナルワンアワー(月曜日)
台湾の新興航空会社、「星宇航空(スターラックス航空)」の台北(桃園)-福岡線が就航した。(写真:CNA)

日本と台湾の間では様々な交流が行われていて、コロナ禍なかなかお互いに行き来ができない中でも交流が続いていますが、先週、2月17日、台湾の新興航空会社、「星宇航空(スターラックス航空)」の台北(桃園)-福岡線が就航しました。

「星宇航空(スターラックス航空)」は、エバー航空で会長を務めた張國煒氏が2018年に立ち上げた航空会社で、2020年1月23日に就航。

台北(桃園)と、マカオ、ダナン、ペナンの3路線を同時開設。日本へは同じ年の2020年12月15日に関西線、翌16日に成田線を就航していて、今回の福岡線が日本3路線目、全路線あわせて11路線目の就航となります。

初便が福岡空港に到着すると、放水アーチで歓迎を受けました。

しかし、コロナ禍の今、自由に海外に行くことができない中での新路線開設ということで、台北発の初便の搭乗客は3人、折り返しの福岡発の搭乗客は6人にとどまったそうですが、貨物は満載で、当面は貨物需要を柱として、毎週木曜日のみ週1往復運航し、観光需要の回復後は1日1往復のデイリー運航への増便を計画しているそうです。

なお、台北発の初便の搭乗客には、台湾でも人気の福岡のラーメン店「一蘭」の土産用ラーメンがプレゼントされました。

空の交流だけではありません、日本と台湾の港の交流もあるのをご存知でしょうか?

台湾第2位の港で、台湾北部の海運の要所である基隆港。国際大型コンテナ船が定期航路を持っていて、内航航路と組み合わせて物流ネットワークを形成していますが、その基隆港を有する基隆市と、日本の熊本県・八代市は、同じ港町ということから、2015年に「八代港・基隆港友好交流確認書」に調印するなど長年に渡って交流を深め、2018年には経済、文化、スポーツ、観光、教育などの各分野での交流を促進しながら、お互いの発展を目指すために友好交流協定を締結しています。

そんな基隆と熊本県八代市は、2016年から、毎年、基隆港で「八代物産展」を行っていて、台湾でも人気のくまモンも駆け付け、盛り上がっていました。

ここ2年は新型コロナの影響によって開催されていませんでしたが、今年(2022年)は、基隆市と八代市の友好交流5周年、そして、八代・基隆の直行コンテナ船航路就航1周年ということで、八代市が“ラッピング電車”ならぬ、「ラッピングコンテナ」を作り、そのコンテナでの輸出第1弾として熊本の特産品を積んで基隆に到着!2月19日から2月28日の日程で、基隆で物産展が行われています。

「八代物産展」初日の2月19日には、基隆市と八代市をオンラインでつないで、基隆市の林右昌・市長と八代市の中村博生・市長も登場。オンラインではありますが、2年ぶりに顔を合わせた二人がそれぞれに双方の交流をますます深めていきたいと挨拶をし、オンラインでテープカットを行った後、基隆市側で「八代物産展」が始まりました。

過去、基隆で「八代物産展」が行われた際も、商品があっという間に売り切れたというくらいに人気だったそうですので、今回も注目を集めています。

コンテナといえば、特に大きく何も書かれていないか、あってもロゴというイメージですが、今回、八代市が作った「ラッピングコンテナ」は、大きなコンテナのボディに八代の特産品である、トマトや晩白柚などが描かれています。

他のコンテナが無地に近い分、とても目を引くコンテナとなっています。

もちろん、この「ラッピングコンテナ」は、今回だけでなく今後も日本と台湾を行き来するので、見かける機会があるかもしれませんね。

新型コロナの影響でまだ行き来ができませんが、日本と台湾の交流は各地で続いていて、しかも最近はまた少しずつ活発になってきている印象です。

Program Host

関連のメッセージ