
アメリカ下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長は23日、中国が台湾の総統選挙に影響を与えようと企図(きと)しており、失敗した場合は台湾の封鎖と侵略につながる恐れがあると述べたほか、台湾はまだ準備ができておらず、ワシントンは迅速に台湾に武器を提供し、オーストラリア・イギリス・アメリカの3国間安全保障協定・オーカス(AUKUS)やアメリカ、日本、オーストラリア、インド4か国の協力枠組みであるクアッド(Quad)のメンバーと力を合わせ、抑止力を強化すべきだと指摘しました。
マッコール委員長はさらに、「なぜ台湾が重要なのか?と聞かれることがあるが、仮に明日、中国が台湾に侵攻し、ハイエンド半導体のサプライチェーンの90パーセントを掌握したと想像してみてほしい、きっと世界は悲惨なことになるだろう」と話しています。
(編集:本村大資/中野理繪/王淑卿)