
鶏卵の価格を担当する蛋価委員会は、6日から鶏卵の卸売価格を1斤(600グラム)あたり52元から55元(日本円でおよそ243円)に、9日には産地価格を42.5元から45.5元(日本円でおよそ203円)に引き上げると発表しました。これにより鶏卵価格は過去最高値を更新するとともに、2月中旬の値上げから1か月以内で2度目の値上げとなります。
農業委員会畜牧処の江文全・副処長は、鶏卵業者が農業委員会に対して、「需要と供給の状況は、供給側が不足している一方で、需要はかなり増えている。また、業者間で在庫の調整が頻繁に行われており、市況に反映させるために、このような対応を行う」と明かしたと述べました。
江・副処長は、次の輸入鶏卵が来週オーストラリアから到着する予定で、36万個の鶏卵が空輸されることになっている。実際の数量は適宜、調整されるが、これにより、需給の安定を図ることができるはずだと話しました。
(編集:本村大資/王淑卿)