
日本の経産省に当たる経済部の王美花・部長が1日夜、旱魃中央災害対策センターの第一次会議を招集、8日から毎日の午後10時から翌日の午前6時まで、南部・高雄市で減圧給水を実施することを決めました。
台湾南部では昨年5月から雨が降らなくなり、累積雨量は過去100年来の最も深刻な水不足問題が発生した2021年より少なくなっています。経済部水利署の頼建信・署長によりますと、南部の大きな川、高屏渓の流量が毎秒7.4立方メートルまで下がっており、加えて次の四半期の降雨量が少なくなる確率が高いことから、8日より高雄市の水の供給状況を示す信号を、これまでの安全である緑信号から、第一段階の給水制限を実施する黄色信号に調整し、減圧給水を実施すると説明しました。
経済部は4月末以前に、南部に毎日13.6万トンの水を増やすよう、各種水不足対策を講じています。なお、高屏渓の流量が2015年の旱魃よりも低くなっていますが、経済部の王美花・部長は、産業用水には問題はないと明らかにしました。