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蕭・駐米代表、バージニア州・ケンタッキー州の知事らと会談

  • 27 February, 2023
  • 中野理繪
蕭・駐米代表、バージニア州・ケンタッキー州の知事らと会談
蕭美琴・駐米代表が、アメリカ・ケンタッキー州やバージニア州などを訪問し、州知事らと会談。台米関係の深化に期待を寄せた。(写真:駐美代表處提供)

蕭美琴・駐米代表は23日から24日の日程でアメリカ・ケンタッキー州を訪問し、民主党籍のアンディ・ベシア(Andy Beshear)州知事と会談し、対米関係についてや、台湾とケンタッキー州の電気自動車やウイスキー産業における協力機会について意見交換を行いました。駐アトランタ事務所によりますと、蕭・駐米代表は、ケンタッキー州に台湾関係オフィスの設置を勧め、ベシア知事に、ビジネスチャンスを求め、台湾への経済・貿易訪問団の編成を依頼していたとのことです。

また、ケンタッキー州議会のロバート・スティヴァーズ(Robert Stivers)上院議長、デビッド・オズボーン(David Osborne)下院議長、およびアメリカ上院の親台湾派議員連盟「台湾連線(Congressional Taiwan Caucus)」の共同議長4名とも会談し、ケンタッキー州の上下院での台湾友好決議案可決に立会い、スピーチの要請を受けました。

蕭・駐米代表はスピーチの中で、ロシアによるウクライナ侵攻から1年─。戦乱を回避するために、台湾がアメリカや全世界と連携することの重要性がさらに浮き彫りとなっているとし、台湾は長きに渡り、言論の自由や基本的人権のために戦い続け、ようやくアメリカのような民主主義国家になり、民主主義体制の維持に努め、武力と脅迫に反対してきた。だからこそ世界にこれほどにまで多くの友人ができたのだと語りました。

また、台湾とケンタッキー州との関係については、ケンタッキー州の農産品は台湾にとって重要な食糧源であり、台湾も重要な科学技術産業における鍵となる部品生産大国で、ケンタッキー州の産業界とも互いに補完し合うことができる。台湾の自由で開かれた環境は、中国語やアジアの文化を学ぶサポートとなるだけでなく、貿易と産業の協力の強化にもつながると話しました。

駐アトランタ事務所によりますと、ケンタッキー州の上下院議会で可決された決議案には、議員の「台湾連線(Congressional Taiwan Caucus)」への加入や台湾関係オフィス設置の促進や「台湾とアメリカの21世紀貿易イニシアチブ」の支持、「台湾・アメリカ相互貿易協定(BTA)」の交渉の迅速な進行の呼びかけ、台湾の有意義な国際参与への支持などが含まれています。

この他、蕭・駐米代表は、16日にもワシントンDCに隣接するバージニア州を訪問し、共和党籍のグレン・ヨンキン(Glenn Youngkin)州知事、バージニア州の上院議長でもあるウィンサム・シアーズ(Winsome Sears)副州知事ら地方の要人らと面会し、経済・貿易協力など台湾とバージニア州の継続的な協力関係を促進するための意見交換を行っており、各地で台湾とアメリカの関係の深化を期待しています。

(編集:中野理絵/許芳瑋)

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