
ロシアによるウクライナへの侵攻から1年となりました。外交部は24日、ロシアは2022年2月24日に本格的に侵攻を開始し、第二次世界大戦以降のヨーロッパで、最大規模の軍事衝突となり、数百万のウクライナ人が家から追われ、避難した。世界からの非難と制裁にも関わらず、ロシアは国連憲章を違反し、規則に基づいた国際秩序を無視し、他国を武力侵攻し、全世界と地域における平和と安定を深刻に破壊した。中華民国台湾は、全世界の、平和を愛する民主主義のパートナーたちと共に非難すると述べました。
外交部は、台湾は国際社会における民主主義陣営の責任ある一員として、民主自由と法治、人権などの普遍的な価値を強く守ると述べ、強い者が弱い者をいじめる、いかなる武力行為も反対する。さらに、常に道理‧正義、お互いに助け合う精神を守っている台湾の政府と人々は、理念の近い国際パートナーと連携し、固く「Taiwan Can Help!(台湾がお手伝いできます)」という精神を実践している。台湾は、27トンの医療物資と700トンを超える人道支援物資のほか、合わせておよそ4,100万米ドルを寄付した。また、ポーランド、チェコ、スロバキア、リトアニアなどの周辺国や国際機関と協力し、ウクライナ避難民の受け入れを行ったと語りました。
外交部によりますと、台湾はキーウやブチャなどのウクライナ都市に対し、病院や教会、冬を迎えたウクライナへの人々への人道支援計画を行った。同時に、ウクライナ人が家を再建することに協力するため、予算を立てた。今後、両国または多国間のルードを通じて、復興を共同推進すると計画しているということです。
外交部の劉永健‧報道官は、「戦争に苦しめられたウクライナの人々に、人道支援を引き続き提供するため、外交部が今年の予算案において、18億台湾元(およそ日本円78億)の特別予算を立てた。これより、病院、学校、教会、エネルギー、水の供給、交通面などの、市民インフラの再建を支援する。」と話しています。
外交部は、ウクライナが各国とともに全世界と地域の平和と安定を維持できるよう、台湾は継続的に、アメリカ、ヨーロッパ、また理念の近い国々と緊密な協力をし、ウクライナが一日も早く戦争がもたらしたダメージから立ち直り、かつての平和と繁栄を取り戻すことを共同推進する、と強調しています。
(編集:許芳瑋/中野理繪)