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邱・国防部長=マッカーシー米下院議長台湾訪問により中国が対抗措置を講じた場合は対応する

  • 30 January, 2023
  • 風間 南
邱・国防部長=マッカーシー米下院議長台湾訪問により中国が対抗措置を講じた場合は対応する
31日の新内閣発足後も留任する邱国正・国防部長は、次の1年は兵役に関する制度の改革を実施するとの考えを示した。米連邦議会のマッカーシー下院議長が春にも台湾を訪問すると伝えられ、中国が対抗措置を講じるのではないかとの懸念が高まっているが、邱・部長は、国防部は日ごろから起こりうる事態に備えており、取り組んでいるが、偏った判断はしないと述べた。(写真:Rti)

31日に発足する新内閣に、国防部(=防衛省)の邱国正・部長が留任することとなりました。

邱・部長は30日、次の1年は兵役整備、訓練場、訓練量の調整など、兵役に関する制度の改革を実施するとの考えを示しました。

邱・部長は「蔡・総統は毎週のように我々と面会し各種業務について指示している。以前設定した目標を、この1年の間に実施すると現段階でも報告した。先ほども話したとおり、どの管理方法であっても、毎月、毎シーズン、半年ごと、我々は一歩ずつ段階を踏んで行っている。これは我々が推進しようとしていることだ。普段から指示を受けており、取り組んでいる。」と話しました。

アメリカ連邦議会のケビン・マッカーシー(Kevin McCarthy)下院議長が春にも台湾を訪問すると伝えられていることについて、中国が対抗措置を講じるのではないかとの懸念が高まっています。

これについて邱・部長は、国防部は日ごろから起こりうる事態に備えており、取り組んでいるが、偏った判断はしないと述べました。

また、アメリカ空軍航空機動軍団司令官のマイク・ミニハン(Mike Minihan)大将は先日、中国が2025年にも台湾を攻撃し、これによりアメリカと中国が衝突する可能性があるとの見方を示しました。

これについて邱・部長は、学者や専門家の意見はどれも尊重し、その主張に根拠があると信じていると述べました。

その上で、国軍の戦闘準備はこういったことを防ぐためのものだとし、国防部は決してうわさを鵜呑みにせず、冷静に議論するとしました。

メディアから、首都防衛のため、地対空ミサイル「天弓3型」を淡水河口に配備するか問われると、邱・部長は軍事作戦は公に説明するのにふさわしくないと答えました。

その上で、あらゆる部署は軍事作戦に関連しており、相互にサポートするものだと述べました。

そして、軍事力増強は戦備が必要であり、将来の戦争に備えるためのものであり、継続的な努力が必要だと述べました。

(編集:風間みなみ/王淑卿)

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