
世界的なEC企業で従業員の解雇が相次いでいます。台湾の大手人材バンク104が、台湾の大手EC企業9社の採用動向を調査した結果、2022年の第4四半期の採用は月平均1,822 人で、2022年中で最低だったことがわかりました。EC企業の求人数は高い水準から減少している模様です。
104の統計では、過去5年間の大手9社の求人数は、新型コロナウイルス流行のピークだった2020年の第4四半期から増加し、2021年第1四半期の1,404人から2022年第2四半期の2,206人まで、四半期ごとにEC企業の月平均求職者数が大幅に増加していることがわかります。
しかし、2022年6月以降、防疫措置の緩和や一部消費者の実体店舗への回帰、景況感の悪化などが重なり、2022年第3四半期の月平均採用数は2,203人と、第2四半期とほぼ同じだったものの、第4四半期の月平均採用数は1,822人と、2022年で最も落ち込みを見せています。
(編集:本村大資/王淑卿)