
衛生福利部国民健康署(略称:国健署)は、家族に肺がん罹患歴のある人、重度の喫煙歴のある人の、肺がんリスクが高いとされる2つのグループを対象に、2年に1度、無料の低線量肺がんCT健診を提供しています。国民健康署は、検診の実施から半年が経過した。2022年12月26日の時点で、全国で検診を受けた22,451人中、160人の肺がんが確認され、そのうち86.3%にあたる138人が早期の肺がんであったと発表しました。これは、低線量肺がんCT検診が肺がんの早期発見に確かに役立っていることを示しているとしています。
肺がんは、世界のがんでの死亡原因第1位で、台湾でも18年連続でがん死亡原因のトップとなっています。2021年の台湾における肺がんの死亡率は10万人あたり22.2人で、2011年と比較すると14.6%減少していますが、依然として台湾のがん死亡原因の第1位となっています。
(編集:本村大資/王淑卿)