労働部労働発展署は、「1955外国人労働者無料ホットライン」は年中無休で対応している。春節（＝旧正月）期間中も24時間、無料で、様々な言語でのサービスを行っており、雇用側も労働者側も、連休中も必要なサポートを受けることができるとしています。対応言語は、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、英語（タガログ語）、そして台湾華語です。
1955ホットラインの統計によりますと、毎年、出稼ぎ労働者からの電話はおよそ19万件あり、昨年（2022年）の電話サービスでは23万件に達しました。
春節期間は、連休期間の残業代はどのように計算したらいいのかといった問い合わせが最も多くなります。
勞動部發展署（跨國勞動力管理組）の蘇裕國・組長は、「1955ホットラインで雇用主もしくは外国人労働者から最もよく受ける問い合わせは労働に関する権益問題。もし春節期間に仕事をする場合の残業代の計算方式や休暇問題といったものだ。また、雇用主と外国人労働者がコミュニケーションを図る際に通訳サービスを提供している」と説明しました。
労働部は、外国人労働者が多元的に情報やアドバイスを受けられるよう、コミュニケーションアプリ「LINE」の専用ページ（「[email protected]移點通」）で、新型コロナの防疫対策や、外国人労働者の台湾での生活、および労働における権利についてなどの情報を外国人労働者の母語で提供しています。
また、外国人労働者も直接1955のテキストによるカスタマーサービス（「1955專線真人文字客服」）にアクセスし、オンラインチャット方式でアドバイスを受けることができ、すぐに問題解決やサポートを受けることができます。さらに、もし緊急の場合は、1955ホットラインに自動的に転送したりすることができるようになっていると説明しています。
（編集：中野理絵／王淑卿）