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安倍派参院議員訪台、行政院:台日は共に権威主義拡張に対抗すべき

  • 27 December, 2022
  • 王淑卿
安倍派参院議員訪台、行政院:台日は共に権威主義拡張に対抗すべき
日本の自民党の世耕弘成(せこう ひろしげ)参議院幹事長(左)が、安倍派の参院議員を率いて26日から29日まで台湾を訪問している。行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相、右)は26日、世耕弘成参議院幹事長一行の表敬訪問を受けた。蘇・行政院長は、台湾と日本はより積極的に協力し、権威主義国家の軍事的拡張と戦い、地域の平和と安定を守っていくべきだと語った。(写真:CNA)

日本の自民党の世耕弘成参議院幹事長が、安倍派の参院議員を率いて26日から29日まで台湾を訪問しています。行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相)は26日、世耕弘成参議院幹事長一行の表敬訪問を受けました。

蘇貞昌・行政院長は、世耕氏は長きにわたり台湾に友好的であり、国会の場で何度も台湾のために発言をしており、台湾の人々は大いに感動した。台湾と日本はより積極的に協力し、権威主義国家の軍事的拡張と戦い、地域の平和と安定を守っていくべきだと語りました。

蘇・院長は26日午後、世耕議員を含む安倍派の参院議員一行と面会。蘇・院長はは、「安倍派」は自民党最大の派閥であり、安倍晋三前首相は台湾と深い関係にあった。世耕議員一行の台湾訪問を歓迎すると述べました。

また蘇・院長は、台湾と日本には 20 以上の合意または覚書があり、これは台湾と日本の関係は非常に緊密であることを意味する。台湾と日本の関係が引き続き良い方向へ改善されることを望んでおり、これは安倍元首相の自由で開かれたインド太平洋のビジョンであるとし、偉大な政治家であった安倍元首相の逝去に哀悼の意を表しました。

蘇・院長は、ロシアとウクライナの戦争が勃発し、台湾は第一列島線上に置かれている。台湾と日本は自由と民主主義の普遍的な価値を共有しており、積極的に協力しあい権威主義国家の軍事拡張に対抗し、地域の平和と安定を守っていくべきだと語りました。

蘇・院長は、「安倍元首相はかつて、台湾有事は日本有事と述べたこと、これはつまり日米同盟の有事であり、安倍元首相は先見の明のある人物であったことをあらわしている。我々は。自由や民主主義、人権などの価値観を共有する国々とともに、連携をより強め、地域の平和と安定を守っていかなければならない」と語りました。

関係をさらに発展させていかなければならない」と強調した。中国が台湾への軍事的圧力を強める中、日本政府が国家安全保障戦略など新たな「安保3文書」を閣議決定したことをめぐり、世耕氏は台湾が迅速に評価したことに謝意も示した。

世耕議員は、台湾は共通の価値観を共有しているだけでなく、経済や人的交流も頻繁に行っており、「安倍派」は安倍元首相の意志を受け継ぎ、台日関係を発展させていくべきであると述べました。また、世耕議員は、日本政府が国家安全保障戦略など新たな「安保3文書」を閣議決定したことに触れ、台湾が迅速に評価したことに感謝の意を述べました。

(編集:岩口敬子/王淑卿)

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