:::

中国が台湾の水産品を突然禁輸、年間生産額60億元余り

  • 09 December, 2022
  • 許 芳瑋
中国が台湾の水産品を突然禁輸、年間生産額60億元余り
中国に水産物を輸出する台湾の業者100社余りの輸出申請は、中国側から許可が得られなく、輸出が一時停止となった。輸出申請を許可されたのは1社のみだ。(写真:CNA)

台湾のハタ、タチウオ、アジに続き、台湾産の水産物が再び、中国に禁輸されたことが伝えられています。台湾の農林水産省に当たる行政院農業委員会は、中国に水産物を輸出する台湾の業者100社余りの輸出申請は、中国側から許可が得られなく、輸出が一時停止となった。輸出申請を許可されたのは1社のみだ、と明らかにしました。

農業委員会の陳吉仲・主任委員は9日午前、取材を受け、初歩的な確認で、影響を受けるのは、主にスルメイカ、ツバメコノシロ、カツオ、サンマといった四つの種類、去年の年間生産額が60億台湾元余り(およそ日本円262億余り)に達したと説明しました。

台湾の厚生労働省に類似する衛生福利部の薛瑞元・部長は、衛生福利部食品薬物管理署(略称:食薬署)が原因を究明するため、中国に書面を提出するが、必ずしも答えがもらえるとは限らない。中国は禁輸について、理由を説明したり、緩衝期間を与えたりすることがないと指摘しました。

一方、陳吉仲・主任委員は、蔡英文・総統と行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相)も、今回のことについて高い関心を示し、特に漁民の権益は、世界貿易機関(WTO)の規範に合わない、中国独自のルールの影響を受けないようサポートすることを指示したため、農業委員会は直ちに対応策を開始、9日午後、具体的な方案を説明する。これまでのハタが禁輸された経験があるため、今回は適切な措置をとることができるはず、と自信を示しました。

陳・委員は、「対応策がたくさんあり、やり方が魚によって異なる。ツバメコノシロの対応措置が、ハタとは完全に違う。今後、ツバメコノシロは国内での販売を積極的に強化する予定。しかし、スルメイカとサンマは、相変わらず輸出が主になる。」と話しています。

また、陳・委員は、2021年4月以降、中国は世界の企業が自社製品を中国に販売する前に、登録しなければならないと要求した。そして、審査に合格しないと輸入できない。それはWTOのルールに違反するとして、多くの国々の反発を招いた。その不合理なルールは、台湾のために設けたものではないが、中国は他の国が来年6月末までに資料補足を完了すればよいと認めるが、台湾は今年8月末までに補足資料を提供しなければならないと要求している。今回の事件は、以前検疫を理由として、ハタやパイナップルを禁輸したことと異なり、中国が自ら作り出した行政貿易障壁だと、強調しています。

陳・主任委員は、正常なルートで、資料補足を完了し、台湾水産物の中国への輸出が再開されることを期待しているが、中国側がそれに応えないなら、我々がWTOに提訴する可能性がある、と説明しました。

(編集:許芳瑋/王淑卿)

関連のメッセージ

本分類最新more