:::

吳釗燮・外交部長=安倍元首相を追悼する最善の方法は民主主義国家の団結

  • 26 September, 2022
  • 風間 南
吳釗燮・外交部長=安倍元首相を追悼する最善の方法は民主主義国家の団結
外交部は26日、吳釗燮・部長(写真)が日本の産経新聞に、安倍晋三元首相の追悼文を寄稿したと明かした。吳・部長は、安倍元首相を追悼する最善の方法は、民主主義国がより団結し、我々が大切にしている自由と民主主義の価値を守ることだと記した。(写真:外交部)

 外交部は26日、吳釗燮・部長が日本メディアに、安倍晋三元首相は亡くなったが、その精神は人々と共にあるという追悼文を寄稿したと明かしました。そして安倍元首相を追悼する最善の方法は、民主主義国がより団結し、我々が大切にしている自由と民主主義の価値を守ることだとしました。

 外交部は26日公式サイトで、安倍元首相を偲び、吳・部長が、「安倍元首相を偲ぶ―民主主義陣営の団結を」と題した追悼文を産経新聞に寄稿し、26日の紙面に掲載されたと発表しました。

 外交部は、27日が安倍元首相の国葬の日であり、吳・部長の追悼文には特別な思いがこめられていると指摘しました。

 追悼文では、台湾の人々が心を痛め、名残を惜しむ最大の理由は、台湾が中国共産党政権によるさまざまな脅しと孤立工作に苦しむ中、安倍氏が日本国首相として、中国からの批判を気にせず、何度も台湾への関心と支持を寄せてくれたからだと記しています。そして、「台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事である」、「台湾は日本と価値観と繁栄を共有するパートナー」などの発言は、台湾の人々の間で最も深い印象を残した名言として記憶されていると記しました。

 また、もう一つの理由として、台湾が地震や台風などの自然災害に遭い、甚大な被害を受けたときにも、安倍氏は台湾の人々に温かいメッセージを届けてくれた。台湾が新型コロナウイルスのワクチンを十分に調達できず窮していたときには、影響力を発揮して、台湾のためのワクチン確保に尽力してくれた。多くの台湾人はそのワクチンに救われた。台湾の花蓮県で震災が発生した際には、自筆で「台湾加油(頑張れ)」というメッセージを書いて送ってくれた。中国が台湾産パイナップルを禁輸したのに対しては、パイナップルを手に満面の笑みで台湾を応援する写真をツイートしてくれた。こうしたことを、われわれは永遠に忘れないと記しました。安倍氏の台湾への支援と配慮は、数え切れないほどの台湾の人々と台湾の政府を感動させた。台湾に対し、他国が困難な際に救いの手を差し伸べ、国際社会の一員としての責任を果たすよう鼓舞し、最高の模範を示してくれたとも記しています。

 吳・部長は、現在、権威主義が拡大していることは、安倍氏の先見の明を浮き彫りにしているとし、「アジア・アフリカ成長と繁栄の大動脈構想(Asia-Africa Growth Corridor、AAGC)」、「セキュリティダイヤモンド構想」、「自由で開かれたインド太平洋戦略(Free and Open Indo-Pacific、FOIP)」などは、安倍氏の後押しの下、アメリカ、ヨーロッパと地域の主要民主主義国の共同戦略になったとしました。

 また、安倍氏は自身の信念を堅持し、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)を積極的に推進し成立させ、同時に台湾の加盟を支持したと記しました。

(編集:風間みなみ/王淑卿)

関連のメッセージ

本分類最新more